今年も「雨の日の、たのしい読書。」


今年もまた、梅雨の季節がやってきます。
ムシムシとした湿気に覆われ、出かけるのも億劫になり、どことなく気分も塞ぎがち…。

そんな時はお家時間を充実させて、心豊かな時間を過ごしたいものですよね。

戸田デザインの絵本やカード、木のおもちゃは「知育という概念にとらわれず、色々なことを感じながら自由な発想で楽しんでいただきたい。」そんな願いを込めて作られています。

今回は日本を知る絵本、世界の広さを感じる絵本、文字の美しさを味わう絵本やノートなど、この時期にもぴったりなお薦めを紹介します。
これからの雨のシーズンを楽しく彩るアイテムとして、ぜひお役立てください。



■『にっぽん地図絵本』



今年の4月から大阪で万博が開催され、世界のさまざまな文化を意識する機会も増えているように感じます。
不思議なもので、世界に目を向けるほど「意外と自分が暮らす国のことを知らない」と感じる。そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。

1991年に出版された『にっぽん地図絵本』は、日本について、わかりやすく・広い眼差しで紹介する絵本です。
30年以上にわたり、子どもたちはもちろん、かつて地図を覚えるのに苦い記憶を味わったお母さん・お父さん、そして教育機関からも支持されるロングセラーです。


たくさんの支持をいただく理由のひとつが、この、わかりやすさ。
都道府県が色で塗り分けられたブロックで表現され、パッと見てとらえやすいデザインで構成されています。各地の名産や名所などのイラストも愛らしく、日本の豊かさが楽しく伝わってきます。

さらに環境の問題をはじめ、私たちが考えなければならない事柄もやさしく語りかけます。




私たち人間という存在から考えてみても、“自分”というものについて知ることは難しいものです。
客観的にとらえる機会を得てこそ、自分自身について考えることや他者への思いやりを持つことができます。

これは国という単位でも同じこと。
自分が暮らす国を多角的に知ることで、他の国々についても広い心・大きな視点でとらえられるのではないでしょうか。

『にっぽん地図絵本』は、その小さなきっかけを作る1冊でもあります。


▷詳しい情報・ご購入はこちら



■『完全版・国旗のえほん』


広い世界への好奇心を広げる窓口は、たくさんあります。

戸田デザインでは国旗デザインもそのひとつとして考え、1987年に『国旗のえほん』を出版。
48の国の国旗を1ページに1つずつ、とにかく大きく紹介するという斬新なレイアウトで話題を呼び、弊社の代表作のひとつとなりました。

そして『国旗のえほん』をご愛読くださった皆さんから「全ての国旗が載った本を作って!」というたくさんのリクエストを受けて誕生したのが、この『完全版・国旗のえほん』です。


1ページ1つずつ、198の国旗が五十音順に掲載されています。この大きさで見ると、色味や柄まで本当によくわかる!
さらに日本語・英語での正式名称や人口、面積、言語など、ひとつの国を知るのに役立つ情報がしっかりと網羅されています。

なかでも注目したい情報が【国旗デザインの意味】。
国旗デザインにはその国の文化や歴史が詰まっています。
各国の気候や風土を象徴するデザインを見ることは、まるで世界を旅するような楽しさです。
同時に、独立の歴史や戦争の歴史を含んだデザインも多く見受けられ、過酷な史実を語る一面もあります。



この本を手にしてくれた多くの子どもたちが、純粋に国旗デザインをワクワクした気持ちで楽しんでくれます。
徐々に【国旗デザインの意味】などの情報もに触れることで、世界に溢れる美しさ、そして繰り返してはならない悲劇を知ることもあるでしょう。
まさにこれが自分の好奇心を土台に、世界に触れるということだと思うのです。

【National flags complete edition for peace(平和のための完全版)】。
この本の帯に書かれている言葉です。

ぜひ、そんな視点からも本作をお楽しみいただけたら嬉しいです。


▷詳しい情報・ご購入はこちら



■『あいうえおえほん』

戸田デザインの原点にして代表作である『あいうえおえほん』。
1982年の出版以来、正しいひらがなの形だけではなく、ひらがなが持つ美しさ・面白さまで伝える絵本として、たくさんの親から子へと読み継がれてきました。

白を基調にした表紙は極めてシンプルですが、いざページをめくれば、とっても鮮やか!

見開き1ページを贅沢に使ったイラストは、描かれる対象の特徴を的確にとらえ、極限までシンプルに描かれています。
落ち着きと華やかさを兼ね備えた色彩が相まって、まるでポスターのような楽しさを醸し出します。

そして、この堂々とした文字!
イラストはもちろんですが、文字もすべて作者・とだこうしろうのオリジナル書体です。
トメ・ハネといった細部までこだわり抜いてデザインされ、ひらがなの持つ大胆さ、凛とした力強さ、美しさといったものも感じさせてくれます。




読者の方々から長年にわたり、「何も教えていないのに、子どもが自分の指でひらがなをなぞる。」「イラストを通して、言葉と文字が一致していく様子がわかる。」など、嬉しいお声をたくさんいただきます。

子どもたちは自分の柔らかな感覚を通して、たくさんの新しいことを吸収する素晴らしい力があります。ぜひ、ひらがなの美しさから文字に親しんでみてください。


▷詳しい情報・ご購入はこちら




■『あいうえおノート』


前述の『あいうえおえほん』から誕生した商品のひとつに、『あいうえおノート』があります。

ページをめくると、あるのはただ美しいマス目のみ。書き順を示しているわけでも無く、文字を書くためのガイド線のようなものもありません。

一体、なぜここまでシンプルな内容なのか?
それはこのノートが【ひらがなと仲良くなる】をコンセプトに作られたからです。


実際、ノートを前にしてもなかなか文字を書かずに、絵を描く子もいます。マス目に色を塗って楽しむ子もいます
しかし、ふとした瞬間に文字を書きたくなる。
そんな子どもたちの内側から湧き上がる気持ち、好奇心に寄り添うノートなのです。
そうして綴られていった1冊は、子どもたちの成長・思い出の足跡でもあります。

もちろん『あいうえおえほん』と一緒に楽しめば、美しい文字を書くだけでなく、絵から広がる想像力や色の豊かさも感じとっていけるでしょう。

お家で過ごす時間が増える際、ぜひこのノートでひらがなと仲良くなってください!


▷詳しい情報・ご購入はこちら



■『Baby piece(ベビーピース)』


岐阜・郡上八幡の木工職人と作った『Baby piece』。
その名の通り、小さくて可愛い木のピースが集まっていて、生まれたばかりの赤ちゃんや幼児が遊ぶのにぴったりな木工玩具です。

出産のお祝いなどにも人気がありますが、実際の遊び方はとても幅広く、ご家族皆さんで楽しまれるというお声も多く寄せられています。



まず特筆すべきはこの総数
72枚という、圧倒的なボリューム!36種類のイラストが各2枚ずつ入っています。


1枚のサイズは5×5cmで厚みはわずか0.6mm。日本のイタヤカエデを使い、職人の手によって一枚いちまい丁寧に仕上げられています。この小さなサイズでもしっかりと面取りも施され、手にした時の感触もとっても滑らかです。

シルク印刷という技術を用いたイラストは、目の覚めるような鮮やかさ!
動物・食べ物・乗り物・生活の4つのカテゴリーにわかれ、それぞれ裏面にはドットが印刷されています。

この独特な構成により、たくさんの遊びが生まれるのが『Baby piece』の最大の特徴です。

【どうぶつ】
【たべもの】
【のりもの】
【せいかつ】


イラストとドットを並べて遊んだり、仲間わけをしたり、ドミノ倒しだってできます!
さらに好きなピースを繋げてお話を作ったり、トランプと同等の神経衰弱も楽しめます。大人と一緒にタワーを作るのも面白い!もちろん、赤ちゃんがお口に入れても安心な作りです。

子どもたちの成長に寄り添い、さまざまな学びや遊びを生み出すBaby piece』。子どもたちはもちろん、大人も楽しめる新感覚の木のおもちゃです。


▷詳しい情報・ご購入はこちら



▶︎▶︎▶︎コラム一覧にもどる

▶︎▶︎▶︎私たちの基本の考え





  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア