【おうちにいても、心は世界へ!】フェアに込めた思い。



新型コロナウィルスの影響が続く中、戸田デザイン研究室では書店などをはじめ【おうちにいても、心は世界へ!】と題したフェアを実施しています。
『国旗のえほん』や『地図絵本シリーズ』など、世界に目をむける絵本、カードが揃う弊社ならではの内容でご好評いただいています。

「以前のような生活が難しくなった今だからこそ、世界に目を向けよう。」「おうち時間を使って、世界について学んでみよう。」今回のフェアにはもちろん、そのようなメッセージが込められています。
と同時に、このような時だからこそ子どもたちが自分で感じ、考える種を育てて欲しいという思いも込めています。

今回の新型コロナウィルスの流行は私たちの生活のみならず、心の持ち方まで試そうとしているかのように感じる時があります。
私たちは誰でも感染者になると同時に媒介者にもなる。それを避けるには「なるべく人と接触しないこと。」スキンシップはおろか、たわいのない会話も制限しなければなりません。これは想像以上に虚しさも募り、ストレスの溜まることです。

他にも様々な制限がある中で工夫をしながらも、いつまでも家にこもっていては生活が立ち行かない。だからいつ自分が感染するかわからない怖さを感じながらも動き出すこともある。それが今の私たちの正直な現実ではないでしょうか…。

歴史を振り返ってみると、人間は流行病や争いなど避けようもない厳しい現実に幾度もさらされてきました。そしてそのような状況で恐怖や行き詰まりにとらわれた時「手近なところで悪者を見つけ出す」という、哀しい行為を繰り返してきたことも事実です。残念ながら今の社会にもこの兆候は見受けられます。
忘れてはならないのは、これは大人だけの問題ではないということ。一度社会がそうした風潮に呑み込まれれば 子どもたちもその渦の中に巻き込まれていくものです。

こうした流れにとらわれないためには、視野を広く持つことが大切。子どもたちにも世界の広さと共に「嬉しい、哀しい、不安」と感じる 人間の根本は変わらないと教えてくれるなにかに接して欲しいのです。

自分と同じような思いをしている人は、この国にも他の国にもたくさん存在すること。皆、それぞれに事情が違うこと。自分の都合だけではない社会や人々の色々を想像することから、まず自分がどう行動すべきかは見えてくるはずです。
そうした他者への思いやりを含んだ決断・行動ができて初めて、安心して生活できる社会になるのではないでしょうか。

未来を生きる子どもたちは、これから先も予想だにしない困難に立ち向かうこともあるでしょう。知性と優しさを磨くことができる人間が、自らの心に敗北しないように…。進んで何かを感じ、行動し、より良い明日へ一歩でも近づける姿勢を子どもたちに伝えていくことは、私たち大人の役割でもあるはずです。

戸田デザイン研究室も、僅かな力ではありますが その役割を全うしたい。
まず楽しんで読んでいただくことを前提としながら、そんなメッセージも感じていただけたら嬉しいです。

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